現代の主婦が抱える家庭の悩み実態集

専業主婦の悩みの実録をお届けしています。「専業主婦になりたい!」と希望している人はそもそもどのくらいいるのでしょうか。

専業主婦を希望している人に関して、ソニー生命保険の調査結果を見てみました。働く女性のうち33.4%が専業主婦を希望しています。年代別で見ると20代が41.8%。30代が43.3%。実に4割超えです。

しかし、その理由は様々だと思います。今のままヘトヘトになるまで仕事を続けてもキャリアアップはできない、女性は社会的に不利なんだ..と将来の不安を持つ人、家事育児を優先順位1位に置きたい人、ゆったりした生活スタイルを好む人、夫から家にいてくれと言われた人。これまた大きな個人差があります意識が違うので、抱え込む悩みもまた多岐にわたります。

今回の悩み実例はこちらです。

長期目標設定がしにくい

さあ、専業主婦。家に一日中いて、何をする?まずやらねばならない基本的なことはルーチン化されています。掃除、洗濯、買い物、食事作り、後片付け、洗濯もの取り込み、洗濯物整理。これらは、一つや二つ、いえ、三つや四つ、しなくても生活は成り立つのです。

あるいは「THE手抜き」。手抜きレベルは自由自在。掃除を水曜日にししかしない専業主婦もいますし、夕食は毎回惣菜を買ってくる専業主婦もいます。アイロンがけは苦手だから実家の母親を呼び出してまとめてやってもらうという強者もいます。家でやるべきTODOは本人の気持ち次第で決定可能。

仕事に置き換えると…

この家事ルーチンを仕事とみなせば、成果が悪いと対価がもらえない、上司から注意を受ける、ライバルに抜かされる、解雇など危機意識が芽生えてきます。家では夫に「もうちょっときれいに片付けろよ」「なんだ、晩飯、チャーハンだけかよ..」とぶつくさ言われるだけ。それで離婚されて追い出され、路頭に迷うことはありません。このレベルまで到達しなければ路頭に迷うんだという脅しがない。ということは、目標設定がしづらい。抽象的すぎて、やり遂げるよう!!という熱い魂が動かない。しかも毎日、同じルーチンの繰り返しで惰性でするようにもなる。

誤解なきよう追記しますと「家が毎日きれいに片付いていることで達成感を感じる。家族が気分良く暮らせる。つまり目標設定はできる」というかたもいますのでそこは理解します。

主婦業を極める人も

きれい好き、料理好き、洗濯好きも根性入れて徹底制覇すると、収納アドバイザーや料理研究家の粋に達します。人気ブロガーになれたり、実用書を出版できたりしますが、専業主婦全員がカリスマ主婦になっているわけではありません。普通レベルの掃除では収納アドバイザーにはなれないのです。専業主婦の目標設定…家をピカピカにor毎晩おかずを4品作って夫と子供の笑顔を見る…。抽象的で目標がぼやけがちです。「子供を一流大学に入れる目標設定」というジャンルもあるのですがこれは別枠になります。

純奈さん 仮名 (29歳 子供なし)

子供がいない専業主婦、純奈さんの悩み

子供がいない専業主婦、純奈さんの悩みも深刻です。

夫、耕助さんの実家が裕福で、お義母さんは専業主婦。夫の家は代々、嫁は働かないという家風なので、耕助さんとお義母さんが純奈さんに仕事を辞めてほしいと希望しました。住む家は祖父から譲り受けた家をリフォームした庭付き一戸建て。ローン無し。芝生の庭に犬小屋、夢に出てくるような結婚生活。純奈さんはもちろん同意しました。

耕助さんは金融関係の会社で年収も600万以上。専業主婦でもやっていけると判断しました。夫婦二人きりの生活で、家もそれほど汚れるわけでなく、夫は残業が週4日。家で夕飯を食べる日は数えるほど。朝もスムージーだけ飲んで出かけるので、作る必要がありません。掃除、洗濯、料理に使う時間はトータル3時間半程度。午後、雑誌を読んだり、テレビドラマを見たりでのんびりしていましたが、だんだん気持ちが変わってきます。

「今日も晩飯いらない」のLINEが届くとむなしくなってきました。一人で3食食べる寂しさ、リビングも寝室もきれいに掃除するけれど「やってあたりまえ」という顔をする夫。子供が欲しいと伝えると「僕はまだいらない、仕事、まじヤバイ」と真剣に向き合ってくれない夫。寂しさをまぎらわせるために子供を作るのもよくないと思い、駅ビルにあるカルチャー教室に見学に行きましたが、年配のかたばかりで居心地が悪い。

「なんか、つまんない。虚しい。このまま夫は仕事で輝き、私はおばさんになってゆくんだ…」とため息が出る日々です。もとの職場の友人から「だったら働けばいいじゃん」と軽くアドバイスされますが、夫とお義母さんに立ち向かう勇気がありません。

それって贅沢な悩み?

てきぱき物事をすすめる女性から見ると純奈さんは贅沢な悩みの主婦と見えるかもしれません。女性も人それぞれで、家族のプレッシャーに耐えられるタイプと、気になってしまうタイプがあります。

家族の要望を無視して働き始めると、守ってもらえなくなるのではないか、家事がおろそかになって喧嘩が多くなるのではないかと不安になる人もいます。夫の両親が息子夫婦の生活に口を出すという家もまだまだ多数あります。

夫が察して阻止してくれればいいのですが、いかんせん”やさしい男子”が増加している我が国です。実家とのトラブルを避けたいので、親と喧嘩してまで妻の要望を通すワイルドさはそれほど見えません。特に純奈さん夫婦の場合は家をもらっていますので弱みがあります。

専業主婦は長期目標設定がしにくい。その影には自分の性格のほか、周りの環境、親族関係、資産の所有権も複雑に絡んでくるのです。

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